No.115 2001.7.13
週末は、モイジャさんとこで髪を切ろうと思います。
早速電話しました。
担当さん
「ありがとうございます、ヘアーモイジャです」
コチサ
「あのーコチサです。モイジャさんいますか?」
担当さん
「お待ちください」
(間)
モイジャ氏
「はい、モイジャです」
コチサ
「こんにちは、コチサです」
モイジャ氏
「えっ?もう録音ですか?この前終わったばっかりじゃ・・・」
コチサ
「違うよ、今日はリスニングマガジンじゃないよ。あのヘアカットの予約をしようと思ったんだよ」
モイジャ氏
「ありがとうございます。それでどんな風に?」
コチサ
「ストレートパーマかけてボブっていうのはいかがでしょう?」
モイジャ氏
「でも、リスニングマガジンではマッシュルームカットですよね」
コチサ
「あれは、物語上でしょ。現実のコチサは流行に敏感な輝くようなファッションセンスに磨かれた人間でありたい・・・そうじゃなければ、わざわざ青山まで美容院に行かないよ」
モイジャ氏
「じゃぁ良いのが入りましたよ。今までのストレートパーマより圧倒的な人気の「縮毛矯正」のやつ」
コチサ
「あっ、知ってる、話題だよね」
モイジャ氏
「じゃぁそれにします?」
コチサ
「するする。ちなみにいくら?」
モイジャ氏
「25.000円です」
コチサ
「うわー!!!、やめる、今までの奴で良い」
電話を切って数分。
コチサの頭が高速回転します。
コチサ
「社長、来週のつくばのMC、ヘアーメイク代請求していいですか?」
社長
「あぁ、いいよ、いつもと同じでしょ、仮払いしとこうか」
コチサ
「その一ヶ月後にあるイベント。この時も屋外です。ヘアーメイク代の請求となりますが・・・」
社長
「あぁ、必要経費だから仕方ないね」
コチサ
「名案があるのですが・・・題して、「一挙両得、一攫千金、三方一両損の名裁き」って言うんですけど・・・」
社長
「ほら、出たな・・・言ってみな」
ということで、一ヶ月しか持たない普通のストレートパーマより、三ヶ月は持つ最新の縮毛矯正のストレートパーマの方がお得だよ、という事を延々と説得。
社長を口八丁のコチサの軍門に下します。
社長
「わかったよ、じゃぁその最新の奴にすればいいじゃん・・・でもさっきの「一挙両得、一攫千金、三方一両損の名裁き」・・・この一両損って言うところが気になるんだけど・・・どういう意味?」
コチサ
「気にしなくて良いよ・・・それはね、三ヶ月持ってもそれ以上に金額が高いってことだから・・・ねぇ、全然問題無いでしょ」
社長
「ん?・・・もしかしてそれ大有りなんじゃないの?」
話が終われば、こんなごたくを並べる白髪男に用は無い。
コチサはさっさと再びモイジャさんに電話をします。
コチサ
「モイジャさん、やっぱり縮毛矯正のストレートパーマに決定」
モイジャ氏
「わかりました。良かったですね。さっき電話を切ってから今またかかって来るまでの出来事が手に取るようにわかります。社長さんに僕は共犯者じゃないと伝えておいて下さいね」
えっ?
どゆこと?
なんでわかるの?
そんなにミエミエ?
という訳で、週明けは、ストレートパーマが眩しいコチサです。
デミ−ムーアと間違えるなよ
社長
「茄子のヘタと間違えることはあっても、それは絶対に無いね」
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