毎日秋刀魚を食べ続けているせいか、秋刀魚が夢の中に出てきました。 コチサ 「やぁ!」 秋刀魚 「やぁ!」 コチサ 「何?いつも食べてくれてありがとうって言いに来たの?」 秋刀魚 「それもあるけどね・・・」 コチサ 「他にもあるんだぁ!」 秋刀魚 「まぁね」 コチサ 「でも先に、食べてくれてありがとうってお礼を言った方が良いよ。その方が気持ちよく話が進むよ」 秋刀魚 「・・・いつもありがとう」 コチサ 「いいよ、気にするなって。・・・で?」 秋刀魚 「なんか仕切られると話したくなくなるな」 コチサ 「じゃぁ帰っても良いよ。そろそろ起きようと思ってるし・・・」 秋刀魚 「でも明け方の夢は正夢になるんだよ」 コチサ 「じゃぁなおさら良い話じゃ無いと聞きたくないな」 秋刀魚 「良い話に決まってるでしょ。わざわざコチサさんに悪い話を持って夢に中に出てくる勇気あるやつなんていないよ」 コチサ 「じゃあ聞くよ」 秋刀魚 「じゃぁ言うよ・・・実はね・・・」 コチサ 「えー!!!!!!」 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 食べ物は毎日感謝をしていただくものです。 美味しい、美味しいと手を合わせていただくものです。 そうするとほら、この「秋刀魚の恩返し」のような出来事が起こるのです。 秋刀魚が何を教えてくれたのかは、秘密です。 他言はしないと約束をしたからです。 でも、コチサの幸せが保証されるような良い話を持ってきてくれました。 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 秋刀魚 「・・・じゃぁね、そういうわけだから」 コチサ 「ありがとう、良い話だったよ。ねぇ、君の後ろにいるのは誰?」 大根 「おはようございます大根です。いつもすりおろして秋刀魚君と一緒に食べていただいてありがとうございます」 コチサ 「こちらこそ。いつも美味しい思いをさせてもらってありがとう」 大根 「今、仲間がコチサさんの実家の畑で成長しています。良かったらまた食べて下さいね」 コチサ 「うん、お母さんに送ってもらうよ。それより大根君はコチサに良い話は無いの?」 大根 「はい、今のところ僕にはまだ・・・でもビックニュースの情報を掴んだらまた夢の中にやってきますから、これからもよろしくお願いします」 コチサ 「こちらこそ。大根君には秋が終わっても、煮物やサラダで活躍してもらうよ。じゃぁそろそろ起きるよ」 秋刀魚・大根 「じゃぁ、良い一日を!」 健康な食生活は目覚めもばっちりです。 顔を洗って、朝のジュースを飲んで・・・ 今日も良いことたくさんありそうな一日の始まりです。 行って来まーす。 「あっ!」 そうだ確か夢は起きる前の5分しか覚えていないんだった。 あの時、起きようと思ったのに、大根君と話し込んでしまったんだ・・・ こんな時のために、いつもベットの横には、ボイスレコーダーとメモ帳が置いてあるのに・・・ 確かに秋刀魚君が教えてくれた情報は、ビッグニュースだった。 コチサの未来が燦然と輝く情報だった・・・ それを忘れてしまうなんて・・・ こういうことってたくさんの人たちが経験してることなんだろうなぁ・・・ でも悔しい! 仕方ない、また今日から秋刀魚を食べ続けて、夢にやって来るのを待つことにするか。 「秋刀魚の恩返し」 大根君との立ち話ですっかり忘れてしまうの巻(^^ゞ |
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