コチサ 「やぁ、いらっしゃい」 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: コチサ芸域拡大委員会の会長が、新事務所に遊びに来てくれました。 事務所のパソコンが新しくなって、OSも変わってしまったので、これまでの「録音ソフト」がうまく動かなくなってしまっていたのです。 会長は、新しいOSに対応した「録音ソフト」を引っ越し祝いとして、わざわざ持参してくれました。 コチサ 「やぁやぁ、まぁ気楽に・・・」 会長 「前の事務所は6階、今度は8階、ますます見晴らしが良くなりましたね」 コチサ 「まぁ、おバカさんほど高いところに昇りたがると言いますからね」 会長 「自分で言ってどうするんですか・・・」 コチサ 「ここを選んだのは、社長です」 会長 「・・・」 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ・・・と、ひとしきり会話に盛り上がった(?)後、事務所の窓から見える東京タワーのイルミネーションが輝き出しました。 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: コチサ 「もうすっかり夜ですな・・・本日は、遠路はるばるコチサ新事務所にお越しいただき、ありがとうございました」 会長 「それは、私にもう帰れという事ですか?」 コチサ 「とんでもない!人々の胃袋が動き出すこんな時間に、我々がこんな事務所で景色を眺めていていいのかなと思っただけです」 会長 「わかりました。ちゃんと予約してありますよ、六本木」 コチサ 「うわぁーおう!」 そして夜の六本木を徘徊する、会長と小僧・・・ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ウェルカムレディー 「いらっしゃいませー」 コチサ 「予約したコチサです(本当は予約したのはコチサじゃないけど・・・)」 ウェルカムレディー 「はい、お待ちしておりました」 コチサ 「さすが六本木・・・日本人ってコチサたちだけですよ」 会長 「大丈夫ですよ、コチサさんも十分外人に見えますよ」 コチサ 「どゆ意味?」 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: そして目の前には、リブステーキがどーん! アメリカサイズです。 調子に乗ってコチサは他にもいろいろ頼んでしまったので、テーブルに乗りきらないくらいのお皿が並んでしまいました。 隣のテーブルのスティーブが、 「おいおい、 そんなに頼んでしまって、 食べきれるわけないだろ、 ベイビー!」 と笑ったような気がしました。 しかし・・・ フィンガーボールがある事を良いことに、リブステーキに素手でむしゃぶりつくコチサ。 (いいんだもん。素手でお食べ下さいって書いてあるもーん) そしてあっという間に、あれだけのお皿がまるで舐めたようにきれいになりました。 スティーブが驚いた顔をしてこっちを見ています。 コチサ 「もんなどんだい、スティーブ。 ちっこい日本人だとコチサをなめたら こういう事になるんだぞ」 と心の中で言って、膨らんだおなかを布袋様のようになで回しました。 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 会長 「いかがでしたか、リブステーキは?」 コチサ 「絶品です!」 会長 「追加オーダーしますか?」 コチサ 「いや、これ以上スティーブを驚かせたくないのでやめておきます」 会長 「スティーブって?」 コチサ 「いや、こっちの話です」 会長 「ところで、今日のこの食事もコチサニュースに載るんですかね?」 コチサ 「勿論です!」 会長 「どんなタイトルになるんですかね?」 コチサ 「多分[コチサ、接待す]になると思います」 会長 「でも、会計は私が済ませてしまいましたけど・・・」 コチサ 「それは、良いんじゃないですか。コチサ心から感謝してますし・・・」 会長 「でもそれじゃタイトルに偽り有りじゃ・・・」 コチサ 「会長にわざわざコチサの新事務所の赤坂までお越しいただいたので、コチサが六本木をご案内させていただいた、という事なので問題は無いんじゃないでしょうか?」 会長 「接待というのは、町を案内したという事なんですね」 コチサ 「そういう事です!」 会長 「・・・」 会長、本日もご馳走になりました。 以上、新事務所、来客第一号の巻でした。 |
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