前回のコチサニュースでもお話しましたように、今シーズンのマラソン大会は今が盛りです。
コチサは、大小の大会に参加するようになってそろそろ10年、もうベテランの域に達したといってもいいかもしれないポジションです(*^_^*)
そこで、ベテランコチサから大会に初参加という新人ランナーの皆さまへ、コチサ的アドバイスを・・・
題して「お尻のルール」です^-^;
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マラソン大会だけではなく、24時間ウォークラリーなど、長時間公道を走るような競技で問題になるのは、「トイレ」の確保です。
例えば、ガソリンスタンドとかコンビニなどは、参加者からしてみれば有力な「候補」ですが、当事者からしてみれば、何百人・何千人が数時間の間に「トイレ」だけを拝借にこられたらたまったものではないのでしょう。
たいがいの場合、「トイレの使用はお断りいたします」などの貼り紙が貼ってあります。
そこで、大会主催者が利用するのが、レンタルのBOX型簡易トイレです。
コースの出発点には50台ほど、拠点拠点に5台から10台と置いてあるのが通常です。
そしてこのレンタルトイレのカギですが、ドアを開けてぴっちりしめたら、閂(カンヌキ)を通すような形でパチンと閉めるのが、ほとんどです。
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ところで、ランナーというのは多くの場合、
@疲れきっている
A記録に追われている
このどちらかです。
それはどちらの場合も、カギをかけ忘れるのには充分な動機となります^-^;
つまり、大会の簡易トイレは、一見青印の「オープン」を示していても、実は中に人がいる場合が多いということです。
そして大会参加者は、
@中に人がいるのに開けてしまう人
A中で用をたしていると開けられてしまう人
この両方になる確率が、かなり高いということです。
かくいうコチサも、これまで@を3回、Aを2回経験しています^-^;
「2回も開けられたのかい、学習能力の無い奴だね」
と思うかもしれませんが、疲れきってなおかつ記録に追われている人間にとって、学習能力もなにもあったもんじゃありません^-^;
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コチサがはじめてこの出来事に遭遇したのは、「小諸ふれあいウォーク」で62キロのコースを歩いている時でした。
50キロを超えた頃の関門所でのことです。
コチサはとりあえず関門通過のはんこをもらうと、簡易トイレに走りました。
空いているトイレがあったので何気にオープンすると、目の前に大きなお尻がありました^-^;
コチサ
「あっ、すいません」
大きなお尻
「(無言)」
コチサ
「ご、ごめんなさい」
大きなお尻
「(手をお尻にかざして、シッシと犬を追い払うようにコチサを払うポーズ)」
「バタン」
・・・コチサは急いでドアを閉めその場を後にしました。
C= C= \(;・_・)/
コチサ
「全くぅ、カギくらいかけてくれないと・・・それにこっちが謝ってるのに無言でシッシは無いんじゃない、犬じゃないんだから(`_')」
思いもかけず人様のお尻に遭遇し、ちょっと立腹気味のコチサでした^-^;
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そしてその次は、某マラソン大会のことでした。
30キロ地点を軽快に走り抜けたコチサは、途中簡易トイレを見つけたのでとりあえず飛び込みました。
そして・・・
ガチャ・・・
コチサ
「いや〜ん(ToT)」
侵入者
「す、すみません」
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バタン!
タッタッタッタッタε=ε=┏( ・_・)┛
足音が走り去って行きました^-^;
コチサはショックでした。
自分がカギをかけ忘れるくらい疲れていたマラソン大会の怖さを実感したことよりも、「いや〜ん」などと、可愛い声を出しちゃった自分に驚いたのです^-^;
いくら突然で驚いたとはいえ、「いや〜ん」はないだろ「いや〜ん」は・・・^-^;
でもこの時、コチサはあることに気がつきました。
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簡易トイレに電灯はついていますが、こうしたレースでの場合電源は接続されておらず、中は薄暗い状態です。
誰かがドアを開けた場合、目の前にお尻があるのはわかりますが、普通は開けたほうが慌ててドアを閉めるので、そのお尻を詳しく見ることはありません。
つまり、中に入っていたのが男性なのか女性なのか、若い人なのか年配の人なのかなどは、何一つわからないのです。
また、中に入っていた人は、ドアが開けられてしまったのはわかりますが、すぐに閉められ無言で走り去られれば、やはり開けた人が男性なのか女性なのか、若い人なのか年配の人なのかなど、わからないのです。
この時のコチサの場合は、コチサが「いや〜ん」などと言ってしまい、相手も「す、すみません」などと答えたものだから、中に入っていたのが女性で、ドアを開けたのが男性だという、知らなくてよい情報が双方に伝わってしまったのです^-^;
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以前のあの時、「すいません」と謝るコチサに、無言で「シッシ」と手を振り追い返したおばさん(そうなんだよ、おばさんのお尻だったんだよ^-^;)は、ああやってコチサに「お尻のルール」を教えてくれていたのだと、この時やっとわかりました^-^;
その後もコチサは、簡易トイレを開けてしまう経験をしましたが、その時はもうルールを知っているから怖いものなしです^-^;
目の前にお尻があったら、無言でドアを閉めて、足音高らかに走り去るのみです^-^;
C= C= \(;・_・)/
人生何事も経験です。
経験すると理解し、体が反応するようになります。
そうなってくるとコチサにとってかえすがえすも残念なのは、あの「いや〜ん」事件です^-^;
どうもコチサとしては「いや〜ん」と猫なで声を出してしまった自分が許せないのです。
この汚名を返上しなくては・・・
そしてそのチャンスは、以外に早く訪れました^-^;
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やはり某マラソン大会でのことです。
その時のコチサは、途中のペース配分と給水に失敗し、もうヘロヘロでした。
水分がうまく回らず発汗できないので、簡易トイレのお世話になる事にしました。
そこで・・・
バタン!
ドアが開けられてしまいました。
コチサ
「(やばい)」
でもすぐに気がつきました、声を出してはいけないんだ。
コチサは石のように固まっていました。
体を丸めて危険から身を守る、まさに便所虫のようです^-^;
すると・・・
「バタン」
開いたドアは静かに閉められ、走り去る足音が響きました。
ε=ε=┏( ・_・)┛
コチサ
「良かった、ルールを知っている人で^-^;」
先方にはトイレに入っていたのが誰かはわからなかったはずですし、コチサにも開けた人が誰だかわからなかったのです^-^;
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コチサ
「どうだぁ、出来たぞ、ベテランコチサの初心者ランナーへのアドバイス。こんなこと「月刊ランナーズ」誌じゃ教えてくれないぞ^-^;」
社長
「っていうか、だれも知りたくないでしょ、そんなこと」
コチサ
「そんなことないよ、これは大事なマナーだよ。社長も気をつけてよ。いきなりドア開けられても「うわぁ」とか取り乱すんじゃないよ」
社長
「タイプ的に、カギかけ忘れることはないと思うけど・・・」
コチサ
「そうだね。冒険も何もない、つまらないタイプだよね^-^;」
社長
「そ、そうなの?簡易トイレのカギ、かけ忘れない人間って、つまらないタイプなの?」
コチサ
「まぁね^-^;」
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・・・ということで「お尻のルール」、みなさんマナーはきちんと守って、楽しいランニングライフを過ごしましょうね(^o^)/~~