No.511 「裏の裏」 2005.5.17
 本

 最近は書店のブックカバーが注目です。

 個性的なブックカバーを集めた書籍も出回っているくらい人気だとかで、

 (※カバー、おかけしますか?―本屋さんのブックカバー集 出版ニュース社)

 コチサもちょっと足を伸ばしても、ブックカバーがお気に入りのお店で買うようにしています。

 でもほんの少し前は、資源節約で「ブックカバーは断ろう!」などというブームもありました。

 今でも書店では、

 「カバーをおかけになりますか?」

 と聞いてくるところがあります。

 コチサも基本的にはその考えに賛成ですが、電車の中で本を読む事が多いため、やっぱり

 「はい、お願いします」

 とついカバーを頼んでしまいます。

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 個人的には、電車の中でも堂々とタイトルを晒して本を読んでいる姿ってカッコいいと思うのですが、コチサはどうも二の足を踏んでしまいます。

 別に決して人に見られて恥ずかしい本を読んでいるわけではないのですが・・・^-^;

 電車の中でタイトルを晒して本を読んでいる人を見かけると、「何を読んでいるんだろう?」とつい気になって見てしまうのは人の常です^-^;

 それが難しそうな本であったりすると、

 「あぁこの人、頭が良いんだなぁ〜」

 と感心しちゃったり、

 コチサが読んだ事がある本だったりすれば、

 「それ面白いでしょ」

 とか

 「いや、それは読まない方が良いよ」

 とか、

 思わず親近感を持ってしまったりします。

 もしかしたら電車の中で本のタイトルを晒すというのは、少しだけプライベートをアピールすることのできる「プチ自己主張」なのかもしれません。

 ※実際は、ほとんどの人は、そんなことを気にさえしてないのかもしれませんが・・・^-^;

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 で、先日の話です。

 座っているコチサの前に立ちはだかった男性が、タイトルを晒した本を一生懸命に貪るように読んでいました。

 立ちながら起用に、マーカーでラインを引いています。

 コチサ
 「受験勉強かなんかの本かな?一生懸命だなぁ・・・立ちながらマーカーを引くのは大変だろうから席を替わってあげようか・・・」

 などとコチサも滅多にない仏心が湧きました。

 ところが・・・

 その男性が一心不乱に読んでいた本のタイトルは、

 「モテる技術」(デイビッド・コープランド著、大沢章子 訳)

 ^-^;

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 本自体は真面目な本らしいけど、タイトルがなぁ〜^-^;

 電車の中で、このタイトルを晒して一心不乱に読むことは、この本の主旨に反するような気がする・・・^-^;

 でも、もしかしたら、そんな無防備な開けっぴろげな姿勢が逆に、女性の母性本能を刺激する・・・とか書かれているのかもしれない・・・^-^;

 コチサは性格的な問題で、どうしても一心不乱になれません。

 最近よく、電車の中での女性のお化粧についてを取り上げた記事をみかけますが、是非はどうあれ、周りの目を全く気にせず集中できる事に少しだけ羨ましく思ったりします。

 つい周りの目を気にしてしまう・・・ことは、

 何かをしようとするときに、家族や周囲の反応を気にしてしまう生き方に繋がるのかもしれません。

 そしてそれが結果的に、コチサが大成しない大きな原因なのかも・・・^-^;

 「モテる技術」の青年に、コチサは別の意味で敬服してしまいました。

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 で、早速コチサも実践を・・・と思って、

 「電車の中でタイトルを晒して本を読もう!」

 と決めたのですが、またここでコチサの自意識が顔を出してしまいました。

 「どの本にしよう?」

 「そのタイトルなら、見られても恥ずかしくないか?」

 ・・・結局、その第一歩が踏み出せないまま、相変わらず書店のブックカバーをかけて本を読む日が続いています。

 ところがそんなコチサが、この本なら電車の中でもタイトルを晒して読んでも恥ずかしくないんじゃないかという本に出会えました。

 「通勤電車で座る技術!」万大 著

 これなら、タイトルを読んだ人も笑って受け止めてくれそうだし、もしかしたら席を譲ってくれたりして・・・^-^;

 さぁ結果はどうなったかは・・・またご報告。

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 ・・・で、今回のコチサニュースは終わりのはずが・・・

 熱心なコチサファン
 「なんか今回のコチサニュース、ノリが違いますね」

 コチサ
 「な、なんで?」

 熱心なコチサファン
 「本のタイトルが3冊も出てきたし、わざわざ著者・出版社名まで載せちゃってさ」

 コチサ
 「そ、それは掲載する人間としての礼儀だろ(`_')」

 熱心なコチサファン
 「ふーん(-.-)y-゜゜゜」

 コチサ
 「な、なんだよ、その目は(`_')」

 熱心なコチサファン
 「コチサさん、もしかしてアフィリエイトやろうとか考えてんじゃないの?」

 コチサ
 「(ぎょっ)・・・そ、そんなこと、考えてるわけないじゃんかい」

 熱心なコチサファン
 「動揺してるね^-^;、でも、おいらたち熱心なコチサファンで小金を稼ごうなんて、コチサさんもいい度胸してますね^-^;」

 コチサ
 「だ、だからぁ、そんなこと考えてないって(T_T)」

 熱心なコチサファン
 「だったらいいですけど、コチサファンの目は節穴じゃないっすからね」

 コチサ
 「わ、わかったよ」

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 ちぇっ!

 コチサファン、恐るべし^-^;

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