前回の入院手術から、今日(2/7)で一年になります。
この朝、不安の中で初めての病院に入院、そして翌日手術をしたのでした。
あれから一年も経つんだぁ〜。
両親も、仕事関係の人たちも、すっかり忘れています。
そういうことは絶対に忘れないコチサでさえ、遠い記憶になっています。
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つまり・・・
それだけ元気になったということです\(^o^)/
まだ一年なので、3ヶ月ごとの定期健診は続けていますが、前々回の手術に比べると驚くほど体調は良いです。
時々、ランニング中に倒れそうになりますが、全て貧血のせい・・・病院に駆け込み「造血剤」をもらえば回復します。
ところが・・・
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コチサ
「この造血剤って、死ぬほど気持ち悪いんだよ」
お母さん
「良薬、口に苦し、っていうからなぁ」
コチサ
「そんな他人事みたいに・・・気持ち悪くて何時間も動けなくなるんだよ(`_')」
お母さん
「まぁそうは言っても、他人事やからなぁ」
コチサ
「失敬だな、お母さん(`_')、娘が可愛くないのかい(`_')」
お母さん
「歳をとれば、孫の方が可愛くなったりするもんやでな」
コチサ
「孫?、孫って言ったね今、あんなブーフーウーの子豚の三姉弟のどこがいいんじゃい(`_')」
妹・園子
「子豚の三姉弟で悪かったわね(`_')」
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こんな憎まれ口を叩き合えるのも元気な証拠。
お互いけなしあいながらも、電話口から鼻をすする音が聞こえて来たりして、ちょっぴり胸が痛みます。
元気になったとはいえ、やはり子どもが病気になることほど親不孝はありません。
不可抗力とはいえ、やはりそれでも・・・神様が与えてくれた一番の意地悪のような気がします。
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お母さん
「そっかぁ、一年かぁ〜」
コチサ
「そうなんだよ、一年だよ(^o^)」
お母さん
「前の手術からは、五年かぁ〜」
コチサ
「そうなんだよ、五年だよ(^o^)」
お母さん
「すまないな」
コチサ
「何が?」
お母さん
「そんな体に産んでしもうて・・・」
コチサ
「な、何言ってるんだよ、怒るよ(`_')」
お母さん
「そやな・・・、病気になったんは、お前の生活態度のせいやから、お母さんには関係あらへんしな」
コチサ
「ま、まぁ、そうすぐに豹変されるのもなんだけど、お母さんのせいでないのは確かだし・・・」
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あっさり消えた会話ですが、コチサのいない田舎の茶の間では、今の会話が何回となく繰り返されたのだと思いました。
コタツを挟んで、お父さんとこんな会話を繰り返したのでしょう。
本来なら、畑仕事が終わって、ゆっくりくつろぐ団欒のひと時を、
「私があんな体に産んでしもんたんやろか?」
「いや、ワシがもっと健康に育てるのを知らなかったせいかも知れん」
など、不毛の会話に費やしたはずです。
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前回の手術から、コチサはそれはそれは規則正しい生活を続けています。
三度三度の和食中心の食事。
間食は、適度に控えめに・・・
運動だけは、適度というよりはハードですが^-^;
それでも体と相談して、無理をしない調整をしています。
造血剤の苦しみは、自分の体へのいたわりと、両親への感謝の気持ちを忘れさせない為の警告です。
自分の体だけど、無茶をしたら、自分だけじゃなくたくさんの人に迷惑と辛い心配をかける事になります。
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生きていくのは大変なことです^-^;
決して一人では生きさせてくれないものです。
そしてだからこそ、生きていくのは素晴らしいことです。
今日も早寝早起き習慣で、12時前に床につきます・・・
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コチサ
「何さ、こんな遅くに」
弟・浩二
「遅くって、まだ12時前だしヽ(^o^;)ノ」
コチサ
「お前は、こんな時間もまだ働いているの?」
浩二
「ボクは益田家の大黒柱やから、一生懸命働かないとあかんからな」
コチサ
「(こいつにも、いつか、本当の大黒柱としての責任は何かを話して聞かせてやらんといかんな^-^;)」
浩二
「今日、手術一周年やろ、おめでと(^o^)」
コチサ
「お前知ってたのか?ありがと・・・」
浩二
「知ってるも知らないも、家にあんなにでっかくカレンダーに○付けられてたら、忘れようにも忘れられへんよ^-^;」
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くそー、父ちゃんと母ちゃんは、知ってたのに、すっとぼけて・・・
隠すなら、ここで浩二からボケが出ないように、しっかり最後までケアしてくれ(`_')
そうじゃないと、こんな日に、コチサは涙で眠れなくなっちゃうじゃないか(`_')