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FILE17-ハッピーウェディング
16/30days
コチサのペッパーフレンズ●益田沙稚子 


これまでに「営業コチサ」を通して披露宴のMCを3件受けさせていただきました。婚礼司会の場合は、当日までに3度程、新郎新婦にお会いすることになります。幸せに突き進んでいるカップルに出会うと気持ちを昂揚させてくれます。
過去の経験から式も間近に迫ると、コチサは携帯電話の番号をお教えします。ネットウェディングの中では一組がこの経験に助けられました。
前日の夜「もしもし、××です。カラオケの事なんですが・・」2時間程して「父親の挨拶の原稿の件で・・」30分は経ったかな「眠れないんですが・・」いずれも新郎です。結局は理由は無いんです。心配でどうして良いか解らなくなってしまう、よくある事です。ここに電話が来る迄には、当然ホテル担当者や仲人さんにもいっています。コチサは「せっかくインターネットで知り合ったんだから、メール書いてみて下さい、心配事や今の気持ちとか」と言って切りました。
翌朝、コチサが遅刻しそうになったのは、新郎の律儀な性格のせいです。莫大な量のメールが届いていました。新婦との出会いから今日までの出来事が、赤面しちゃう事も含めて書かれています。でも気持ちが昂ぶっている時だからとても真摯な作品にまとめあげられています。思わず惹き込まれて読んでしまいました。
これは最後の花束渡しで効果を発揮しました。新婦さんの親御さんへの気遣いにそっとフォローのMCを入れることが出来たからです。通りいっぺんの打ち合わせでは解らなかった事がメールに述べられた心情から感じられたのです。
時代は変わって、シンプルなMCが主流になっているといいます。しかしコチサのMCは時代に逆行しても多くを語り、感動を分け合うパターンを変えません。
デジタルシンプル世代なインターネットで、ホットなアナログ感覚のMCを雇う。このミスマッチ、お試しになりませんか?


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カーテン越しの日差しに微笑むコチサ