「コチシム」第10章育成作品

第10章の仮題と育成結果です

◆第10章を振り返る

 なんと個人事務所「オフィス・コチサ」を設立してしまったコチサは、これまで慣習にとらわれない、生き生きとした人間関係の中で実力が発揮できる世界を模索し始めました。
 そんな中、インターネットの世界に出会ったコチサは、そこから独自の可能性を見いだしていきます。
 第10章は、そんなコチサの輝く未来に向けての、「未知の世界への出会いと、今後の可能性の暗示」を中心に展開していくことをお願いしました。
 結果は以下の通り、「ここでついに登場」は皆さんの充分納得いく「御大登場」ではないでしょうか?

第10章の課題は以下のようなものでした。

◆タイトル:
第10章「インターネットデビュー(優しい人たちとの出会い)」

◆テーマ:
 独立はしたもののまだまだ自分の時間を有意義に使う術を知らぬコチサ。
 このままでは独立した意味がありません。そんなときふと出会った「インターネット」というキーワード
 「ホームページ」という言葉に何か感じるモノがあって、インターネットデビューを果たします。
 インターネット上での、人との出会い、感動、喜び、失望、ピンチ、等を未来に向けてポジティブに昇華していくコチサの姿を描ききってください。

◆イベント:
・「増えないカウンター」
・ 「エッチ攻撃に勝つ」
・ 「媒体登場」
 の3つのイベントをうまく造って絡ませてください
(全部をむりやり入れなくても結構です)

◆参考になる実在コチサ:
有名になったときにリポーターにばれる可能性のある以下の項目は実在コチサが提供するデータを使用して下さい
・初期の頃、カウンターは一日5件〜10件程度だった(今でも変わらないかな)
・いやらしいメールは戦わず、無視し続けた
・メール友達は数百人にもなった
・雑誌、新聞等に顔を出し始めたのは、開設から半年ほどたってから
・ホームページ・コンテンツ及び作成は全て自作(ゴーストはいない)

◆第10章の選抜作品の紹介

(馬場さんも喜ぶか?御大「グッド、ぐっど!」さんの作品です)

インターネット・カフェで遊んでいたコチサは偶然、自分のホームページを発見する。そこには、彼女の過去の履歴だけでなく、将来の足取りまでが記されていたのだ!カウンターを見る限り、訪れる人もほとんどいない、地味なつくりのそのページを見て、コチサは慄然とした。
「いったい、誰なのよ、なんでこんな悪戯を。。。?」
しかし、画面の「KOCHISA」がウィンクを送ってくると同時にブラウザは最初の表示に戻り、再度訪れようとした時にはすでにそのアドレスからは NOT FOUND しか返ってこなかった。。

そのページを置いていたプロバイダに問い合わせてみたが、そのようなIDやディレクトリが過去に登録された記録はないと言う。キツネにつままれたような気持ちで、コチサはその「ベッコアメ」というプロバイダと契約し、問題のIDを取得した。

本業もそっちのけで、参考書と首っぴきでとりあえずホームページを立ち上げたコチサ。必ずあの「KOCHISA」からコンタクトがあるはずだ、と思ったからだったが、最初に届いたのはどっかの不届き者からのいやらしいメールで(黙殺した)、期待は報われない。

コチサは次の作戦として、自分のプロフィールを時系列につづってゆく「コチシム」というゲームをあみだした。これは評判を呼び、徐々に参加者も増えてゆく。その多くはリピーターとなり、ついにメール友達は数百人に達した。

きっとこの中に、「KOCHISA」の仕掛け人がいるはず?。。つぶさに応募作に目をとおし、吟味を重ねるコチサ。しかし、あの「幻のホームページ」に記されていた自分の履歴と似たようなストーリーを投稿してくるのは、毎回違った人のようだ。それとも、同じ人が毎回IDを変えて送ってくるのかしら?慎重に言葉を選び、メールで探りを入れてみたりしたのだが、誰とも確信が持てないままに、「コチシム」の章だけが進んでゆく。。

ホームページ開設から半年ほどたつと、雑誌・新聞等に顔を出すまでになり、コチサはその中でいちばん詳しく紹介記事を書いてくれたインターネット雑誌を一部、香川の実家へ郵送した。届いた誌面に彼女の姿をみつけた弟妹は鼻高々だったが、父も母もなぜか「コチシム」のページを一目見るなり、固く口を閉ざしてしまう。

両親は、そこにいったい何を読み取ったのか?「コチシム」が開けてしまった秘密の扉は、コチサをいったいどこへ導いていくのか?いよいよ未来に突入する「コチシム」、波乱必至の第11章へ。。。


◆コチサの寸評

ついに来たか!それもここで・・・・
「コチシム」は「グッド、ぐっど!」さんからの、「ネタふり」で終盤に向けて展開が一気に広がって来たようです。
今回は、現在の数10%フィクションの世界から、未来の100%フィクションの世界への橋渡しとなるターニングポイントの章でした。
物語的要素が少ない分、皆さん文章量は減り「謎ふり」や「カセの仕掛け」に力を尽くしてくれました。
しかしやはりここでは「ネタふり」の帝王、「グッド、ぐっど!」さんが圧倒的に抜け出していました、流石だね「グッド、ぐっど!」さん。
でも、後2回でちゃんと謎解きの責任とってちょ。
ということで、今回は「グッド、ぐっど!」さんからのメッセージ入り。

◇「グッド、ぐっど!」さんからのご挨拶

今回は「作品」というよりはほとんど「シノプシス(あらすじ)」といったところです(えらいすんまへん、PEACEさんの馬力が私には欠けているもんで^^;;)。
「コチシム」も終盤になり、第11章・最終章のタイトルやイベントにはコチサのシンデレラ願望が、それもかなり誇大化してあらわれているようですが、残り2章で単に「オチをつける」のではなく、コチサの願望を充たしつつもこれまでの育成作品に見合う高い密度でストーリーを展開させるとすれば、実はこれからが大変!!というわけで、コチサ・サーガのクライマックスへの前振りを考えてみたのが今回のエントリーです。といっても、ここから先がどうなるのか、本人にも不明なんだけどネ ^^);;