コチサのボイスプレゼンテーション、2002年新年の更新は1月9日(水)となります。 皆様、素晴らしいお正月をお過ごし下さい。 メール友達 「ねぇ、女性のHPって正月に着物着て登場する人多いよ」 コチサ 「それは、ビジュアル重視のHPの人たちだよ。コチサは声のHPだからね」 メール友達 「着物の写真って無いの?」 コチサ 「あるけど・・・」 メール友達 「成人式のやつじゃやっぱりねぇ」 コチサ 「失敬だなぁ、ちゃんと毎年着てるよ」 メール友達 「美容院で着付けてもらうんだ。大変だね」 コチサ 「一応劇団から日本舞踊の教室通ったし、一人で着られるんだよ」 メール友達 「ふーん」 何がふーんだ、失敬だなぁ・・・(>_<) 2002年お正月。 コチサは実家に里帰りです。 見渡す限りの山、山、山・・・ 確かにこの中では着物より、「丸に益」の刺繍が入った半纏が良く似合います。 朝日の中にたたずみ、大きく息を吸って深呼吸をします。 懐かしい匂いがします。 それは、この山のこの景色の匂いと、家の匂い、そして着ている丸益印の半纏の匂い・・・ そんないろんなものが合わさった、コチサの故郷の匂いです。 故郷を離れて暮らしていると、いろんな時に故郷が懐かしくなります。 それはテレビの映像だったり、新聞のニュースだったり、同郷の人との出会いだったり・・ でもコチサが一番胸が痛くなって、いてもたってもいられなくなるのがこの「匂い」を感じた時です。 あるきっかけや、ある偶然で、突然この匂いが鼻をつくことがあります。 そんな時、どうしようもなく故郷が懐かしくなり、お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんの顔が浮かんできます。 「故郷の訛り懐かし停車場の人ごみの中にそを聴きに行く」 と詠った啄木さんは、このきっかけが匂いではなく「訛り」だったのだと思います。 コチサは毎年の里帰りで、お母さんの匂い、おばあちゃんの匂い、そして家の匂い・・・いろんな匂いを吸収して、また一年元気をもらっていくのだと思いました。 年末年始を帰省されるたくさんの人たちにも、きっと自分の中の「胸がきゅんとなる故郷へのきっかけ」があって、それを決して忘れないように一年分いっぱい胸につめに戻るんじゃないかと思ったりします。 お父さん 「まぁ、そんな思いだけをいっぱいつめて戻るんならええけどなぁ」 コチサ 「どゆこと?」 お父さん 「お前は、お腹の中とポケットの中にいっぱい何かをつめて戻るんと違うか?」 コチサ 「それって、実家で良く食べよく稼ぐってこと?」 なんだなんだこの仕打ちは・・・ それが一年間苦労に苦労を重ねて愛する故郷に戻った娘への手向けの言葉なのかい。 コチサは心から故郷を感じたくて、故郷の空気を吸いに戻ってきたのじゃ。 この空気、この思いを吸えば胸がいっぱいでもう他には何もいらないんじゃい。 こんな娘の穢れ無き純粋な気持ちをわからないなんて情けない親だぞ。 お母さん 「サチコォ、お餅焼けたでぇ」 コチサ 「あー待って、今行くぅ。コチサお餅6個だからねぇ。浩二ぃ、お姉ちゃんのお餅食べたらあかんよぉー」 お母さん 「・・・・・」 故郷の暖かいお正月。 時計のボーンボーンという音が、「帰るな」「帰るな」と聞こえて来ます。 また一年、世界中のたくさんの家族が元気で過ごせますように・・・ コチサのボイスプレゼンテーション! 2002年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 新年は9日より営業だい! |
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