結婚式の招待状の返信用はがきの、
「恐れ入りますが、お返事を○月○日までに投函されますようにお願い申し上げます」
ってやつですが・・・
やっぱり真に受けちゃいけないようです^-^;
弟から送られて来た招待状。
投函の締め切りはまだ一ヶ月も先なので、ついそのままにしておきました。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
お母さん
「どうや最近?」
コチサ
「別に、普通」
お母さん
「体の調子はどうや?」
コチサ
「まぁ普通」
お母さん
「そうか、良かったな」
コチサ
「で、何の用?」
お母さん
「べ、別に用は無いで。用が無いと電話したらあかんのか(`_')」
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
何か焦っての逆ギレです。
これでは、裏の用件があることを自白したも同然です^-^;
でもなんだろう?
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
お母さん
「もうすぐ春やな」
コチサ
「そだね」
お母さん
「浩二も結婚式の準備で忙しいてな」
コチサ
「ふーん」
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
どうやら弟・浩二の結婚式に関する「何か」のようです。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
お母さん
「たくさんの人が来てくれるから嬉しいわ」
コチサ
「ふーん、良かったね」
お母さん
「もうほとんど、返事が届いているんや」
コチサ
「へぇ〜早いね」
お母さん
「お前はまだ書かんのか?」
コチサ
「だっていつまでにっていう期日が、まだひと月も先だよ」
お母さん
「それはそうやけどな・・・」
コチサ
「仕事でも、締め切りの1ヵ月も前に納品しちゃうことなんかしないよ、余裕があると思われて、次からは厳しい納期に変更されちゃうんだよ」
お母さん
「結婚式は仕事や無いでぇ」
コチサ
「それに、この1ヵ月間にどんな用事が入るかもわかんないでしょ」
お母さん
「そりゃぁそうやけど・・・」
コチサ
「だから出すほうもその事を考慮して、最終期限を設定して、都合をつけて下さいってことなんじゃないの?」
お母さん
「それは違うと思うでぇ。あれは届いた次の日には返事を出すもんなんや」
コチサ
「じゃぁ期限が書いてあるのは?」
お母さん
「へりくだりや」
コチサ
「ふーん、そうなんだぁ」
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
確かに仕事じゃないんだから、返信期日ギリギリに返事をもらうより、出してすぐ返事をもらったほうが「大切に思われている」って気がします。
早く返事を出す事は、実務的な問題以上に、心情的な面での絆の確認になります。
そういえば、コチサもお友だちからの招待状は、無意識ながらもすぐに返事を書いています。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
コチサ
「コチサ、参列者としての経験が無いからわからなかったよ」
お母さん
「お前、結婚式に出たこと無いのか?」
コチサ
「いつも司会者として、お金を頂いて呼ばれる立場だからね」
お母さん
「・・・」
コチサ
「実の弟にお金を払って呼ばれるとは思ってもみなかったよ^-^;」
お母さん
「お前、もしかして浩二の結婚式の司会を頼まれなかったこと、根に持ってるん?」
コチサ
「別に・・・」
お母さん
「お前は、根に持つ性格やからなぁ〜」
コチサ
「失敬だなぁ、こっちではあっさりすっきりコチサと言われているんだじょ」
お母さん
「そんなアホな」
コチサ
「コチサさんのその竹を割ったような性格、もしかして竹の中から産まれた白雪姫なんじゃないですか?とか言われて困ってるところだよ^-^;」
お母さん
「あのー、話を変えていいですか?」
コチサ
「おっ、急に低姿勢、どしたの?」
お母さん
「返事、出してくれんかのぉ〜。あっちのご家族への報告もあるでのぉ〜」
コチサ
「お母さん、もうすでに結婚前から板ばさみなの?その性格何とかしないと、今後大変だよ」
お母さん
「お前さえ常識を備えてくれたら、何も事は起こらんのやけど・・・」
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ということで、
ご出席のところの、
「ご」を消して「出席」に丸をつけて、
その下に
「・・・するかも知れません^-^;」
と書いて・・・
あーぁ、これでまたひと騒動あるんだろうなぁ・・・
でも、弟の結婚式なんだよ。
楽しみにしていた司会を、
「姉が司会をするなんてとんでもない」
と、古風なしきたりで却下された今、
なんとか存在感を示したい、
コチサの「窮鼠ネコを噛む」抵抗であった^-^;