No.489 「座右の銘」 2005.2.22
 時計

 「コチサさんの、座右の銘って何ですか?」

 初対面の人で、仕事がらみでけっこう真面目な人と知り合い、その仕事の話も一段落して、一応雑談ぽくなると聞かれる言葉です。

 コチサは、

 「為せばなる」
 「以心伝心」
 「一期一会」
 「仏の顔も三度まで」

 など^-^;、TPOに合わせて使いこなしていますが、実際には座右の銘などありません。

 いつもその場しのぎで生活しているので、しいていえば「行き当たりばったり」なんだろうなぁ・・・などと、思っていました。

 ところが、世間の人はまた違った目でコチサを見ているようで・・・^-^;

 例えばこんなことがありました・・・

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 イベント担当者
 「どうも今日は大変お疲れ様でした」

 コチサ
 「なんの、なんの(^o^)」

 イベント担当者
 「明日の入りですが、コチサさんはお疲れでしょうから11時で良いですよ」

 コチサ
 「そんなぁ、みんなは何時に入るのですか?」

 イベント担当者
 「今日と同じ9時入りです」

 コチサ
 「じゃぁコチサだって9時に入ります、みんな仲間ですから」

 イベント担当者
 「そうですか・・・」

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 この時、コチサはイベント担当者の心遣いに感謝しつつも、人間として9時に入ろうと思っています。

 でも心のどこかでイベント担当者の「11時で良いですよ」という言葉がひっかかっているようです。

 案の定、翌朝目が覚めると9時をとっくに回っています。

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 コチサ
 「もしもし、コチサです」

 イベント担当者
 「おはようございます、本日もよろしくお願い致します」

 コチサ
 「はい、こちらこそよろしくお願い致します。ところで確認ですが、コチサはお言葉に甘えさせていただき、11時の入りでよろしいんですよね」

 イベント担当者
 「えぇ、まぁ・・・」

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 それから、楽屋のお弁当とか・・・

 ひとつ残っていたりすると、

 「どうぞお持ち帰りになって」

 とか言われます。

 でもその時のコチサは食べたばっかりなので、お腹も空いてないし、遠慮という気持ちが生きているので、

 「いいえ、結構です、スタッフさんの若い食べ盛りの方にあげて下さい」

 などと、分別のある大人を演じます。

 ところがひとステージが終わって戻ってみると、お弁当は残ったまま、コチサのお腹は減っている・・・

 で、お弁当を鞄に詰め込もうとすると、上司に言われて喜び勇んでやってきた若い食べ盛りの青年とばったり・・・

 で、

 「あのー、お言葉に甘えて持って帰るところなのですが・・・」^-^;

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 携帯電話

 お父さん
 「お前は使い方を間違えとるんとちゃうか?」

 コチサ
 「どゆこと?」

 お父さん
 「子供のときからそうやった」

 コチサ
 「何が?」

 お父さん
 「都合が悪くなったり、立場に窮すると『お言葉に甘えて』とか言いおった」

 コチサ
 「そなの?」

 お父さん
 「まわりはみんな、自分がどんなお言葉を言ったのか、いつ言ったのか誰も知らん事もようあった」

 コチサ
 「・・・」

 お父さん
 「お言葉に甘えていいのは、その瞬間だけや。そこでいったん否定したら、もうお言葉に甘えてはいかんのじゃ」

 コチサ
 「何でよ(`_')」

 お父さん
 「それはお言葉に甘えたんじゃなくて、相手の親切を隠れ蓑に自分の過ちをごまかす事になるんじゃ」

 コチサ
 「すごいねお父さん、あったまいい〜(^o^)」

 お父さん
 「なに調子のいいこと言っとるんじゃ、いいかよく聞くんじゃ」

 コチサ
 「じゃぁお言葉に甘えて・・・」

 お父さん
 「ん?」

 コチサ
 「電話切るじょー(ガチャン)」

 コチサ
 「ふー^-^;」

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 まぁそういうことらしいです^-^;

 でも座右の銘っていうのは、
 「いつも自分の座る場所のそばに
  書き記しておいて、戒めとする文句」
 とあります。

 そういう意味では、全然戒めとしてないし、繰り返してる気がします^-^;

 だから座右の銘というよりは、コチサの人生訓といったほうが似合ってるかも・・・

 とにかく

 「お言葉に甘えて・・・」

 は、自他共に認める、
 コチサの為の言葉のようですな^-^;

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